ここ最近耳にするようになった1on1(ワンオンワン)という言葉ですが、どのような目的や効果があるのでしょうか?おすすめの書籍も合わせて、この記事で簡単にご紹介します。1on1とは?1on1(1on1ミーティング)とは、組織において上司と部下が1:1で行う定期面談のことを指します。元々はアメリカのシリコンバレーで始まったとされており、日本でも数年前から導入する企業が増えています。2020年から始まった働き方改革や同時期に猛威をふるった新型コロナウイルス感染症における在宅勤務(テレワーク)の影響もあり、より注目されるようになりました。1on1のメリットとデメリット1on1を導入するメリットとデメリットについてご紹介します。1on1を導入するメリットは、上司が部下の長所や短所、バックグラウンドなど多くのことを知れることです。1on1を実施することで、上司は部下のことを理解した上で適切なアドバイスが可能です。これを継続して行うことで上司と部下との間でコミュニケーションが生まれ、信頼関係も育まれます。また面談記録が蓄積されていくことで上司間で情報の共有も可能に。そして1on1で育まれた信頼関係や部下の情報、フィードバックなどが組織全体に広がっていくことで、円滑で関係性の良い組織の構築ができるとされています。これらがメリットと言えます。1on1は通常、上司から部下へヒアリングするタイミングを決めることが一般的です。上司側からすると、日々の忙しさを抱えた状態で日程調整を行う必要があるため少し大変かもしれません。部署によっては部下が複数人いる場合も多いため、曜日や時間をあらかじめ決めて定例にするなど継続的に行うことができる仕組みと時間の確保が重要です。また上司ごとに1on1の実施内容が異なっていて組織として一貫していない場合も。そういった場合は蓄積された記録を整理するのも大変なことがあります。部下側からすると、自分が話したくない時や業務に追われているタイミングで1on1を設定されてしまうことや、話すことがないのに1on1が実施されてしまうことでストレスに感じることもあり得ます。また本当に上司が自分の話を聞いてくれるのか疑問に感じている部下も少なくないかもしれません。このあたりがデメリットであると言えます。1on1の効果を最大限引き出すためには、継続的に行うことが非常に大切です。また、1on1は信頼関係を育むためのものでもあるので、日程調整の仕組み化と継続性はもちろん、部下が話したくない時はリスケジュールするなど、臨機応変な対応も意識する必要があります。『みんなのマネージャ』では組織へのサービス導入時にメンバーのパーソナリティ診断を実施し、思考傾向を分析します。そのため1on1を実施する際にも個性・相性を考慮したフィードバックを提案することが可能です。また一般的な1on1と違い、相談したいタイミングがあれば部下(従業員)側から1on1の実施の提案ができます。その結果、上司側がヒアリングするよりも早い段階で部下側の状況を把握し、判断・対処をすることが可能です。『みんなのマネージャ』のお問い合わせ・資料請求はこちら1on1を実施するためのおすすめ書籍3選1on1を実践したい!と思った時に読むべき、おすすめの書籍を3冊ご紹介します。シリコンバレー式 最強の育て方 ―人材マネジメントの新しい常識 1on1ミーティング― (かんき出版)2017年に発売されたこちらの書籍は、その頃から既にアメリカのスタートアップ企業ではカルチャーになりつつあった1on1ミーティングについて細かく紹介した書籍です。1on1についての基本事項はもちろん、行う際に必要なネタや注意点なども書かれており、初心者の方でも読みやすい内容です。ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法 (ダイヤモンド社)こちらも同じく2017年に発売された書籍です。ヤフーでは2012年の社長交代による新体制発足と同時に1on1が導入され、組織の活性化に成功しました。この書籍では具体的なノウハウやアクションプランなども紹介されており、読んで実践できる内容が詰まっています。実践! 1on1ミーティング (日本経済新聞出版)国際コーチング連盟(ICF)マスター認定コーチである本田さんが書いたこちらの書籍は、相手に心をひらいてもらえる伝え方やちょっとした言葉遣いのいい例と悪い例などを多く紹介しています。リモートや対面に関わらず部下の指導をする方、導入したもののうまくいかないと感じている方はぜひ読んでみてください。まとめこの記事では1on1について簡単に解説しました。少しでも導入に興味がある方は本を読んでから検討してもいいかもしれません。『みんなのマネージャ』は無料でお問い合わせができ、最短で翌日からサービスの導入が可能です。サービス導入後、1on1を通してすぐにメンバーの個性を分析し、組織の問題解決とより円滑なコミュニケーションがでできるようにお手伝いします。ぜひお気軽にお問い合わせください。『みんなのマネージャ』のお問い合わせ・資料請求はこちら